【展望】
1.フェルスタッペンは、昨年の約34秒の差をどこまで縮められるのか!?
2.高低差が大きいサーキットで空力セッティングが非常に難しい。
2021年のダウンフォース削減がどう影響するか?
3.DRSゾーンが1→2へ増加。オーバーテイク増はあるのか?
4.気になる天候は?
1.フェルスタッペンは、 決勝レースで約34秒の差をどこまで縮められるのか!?
昨年のポルトガルGP、ハミルトンが優勝し、フェルスタッペンは3位でした。
その差は何と34秒。66レースで1周あたり0.5秒引き離された計算になります。
ハミルトンは2位ボッタスとの差も25秒を付けており、圧倒的な速さを誇っていました。
予選ではコンマ2秒の差でしたが、決勝のレースペースで大きく引き離されました。
ファステストラップにおいても約1秒離されており、完璧な差が付けられました。
メルセデスハミルトンは得意サーキットでイモラに続きレッドブルより速いペースがありました。
順当にいけば、ハミルトン-フェルスタッペンの順だと思います。
ただし、今年のレッドブルの好調ぶり(メルセデスがダウンフォースを大きく失った)ことにより
レースペースの拮抗、タイヤのデグラデーションが優位になれば、レッドブルの勝利も見えてくると思います。
また、ホンダのPUも大幅に進化しているので、ぜひトラブルフリーで走り切ってほしいです。
ちなみに昨年の予選で0.2秒の差でしたが、レースペースで引き離された結果が約34秒です。
2.高低差が大きいサーキットで空力セッティングが非常に難しい。
メルセデスとレッドブルの勢力図を想像する上で、「2021年のダウンフォース削減がどう影響するか?」 がポルトガルGPに影響すると考えています。
高低差が大きくブラインドコーナーが多数、まさにジェットコースターに乗っているかのようにマシンが上下左右に動きます。
こうなると2021年からフロアの面積が減ってダウンフォース量が減少しているため、減少幅の大きいマシンは影響を受けやすいと考えます。
理由は左右だけでなく上下にマシンが大きく動くため、マシンを流れる空力が変化しやすくより安定的にダウンフォースを得られるマシンが優位。
昨年はメルセデスが独走で、レッドブル、レーシングポイント、アルファタウリなど空力的に優れたマシンが上位を占めました。
長いホームストレートがあるので、PUの性能にも大きく影響を受けると思うので、一概には言えませんが、今年のレッドブルの優位性が継続されていれば、メルセデスとの順位が昨年と逆転する可能性があります。
3.DRSゾーンが1→2へ増加。オーバーテイク増はあるのか?
昨年からDRSゾーンが1→2へ増となりました。
ホームストレートのDRSゾーンは100Mほど短縮されたようですが、バックストレートにも設けられます。
昨年のレースではバックストレートでも数回オーバーテイクがあったため、更なるオーバーテイク増に期待がかかります。
#ただし、ディフェンスしたいドライバーは頭が悩ましいでしょうが・・・・
オーバーテイクが得意な角田はレースペースさえあれば入賞できる、そして上位に食い込んでくると予想しています。
彼自身、マクラーレンやフェラーリと戦えるペースがあるとインタビューで答えているのでアルファタウリのポテンシャルは期待できます。
そしてガスリーが昨年5位に入賞(ピンクメルセデスをオーバーテイク)したレースですから期待したいですね!
相変わらずアストンマーティンは厳しいレースになりそうです。
4.気になる天候は?
ポルトガルの週末は晴天(ドライ)に恵まれそうです。
開幕戦バーレーン以来のドライのガチンコ勝負に期待しましょう。
ポルトガルGPの決勝は日本時間23時からです。いつもと時間が違うのでご注意を~
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