予選は圧倒的なスピードでフェルスタッペンがポールポジションを獲得。
タイトル獲得に向けまず大きな一歩を踏み出しました。
ブラジルから好調のメルセデスはトップスピードを犠牲にしたセッティングで予選ではフェルスタッペンに届きませんでした。
一方でレッドブルはFP2のロングランで2ストップを想定するようなプログラムにしていたので、同じ戦略で戦うのではなく、戦略を分けて戦いを挑むのかも知れません。
それでは、決勝直前の各チームのロングラン分析を行いたいと思います。!(今シーズンラスト)
レッドブルがトップ(アゼルバイジャン以来)
・FP2のロングランでは、第6戦アゼルバイジャンGP以来のトップを記録(F1box調査)
・メルセデスとコンマ5の差があり、決勝に向けてポジティブな要因。
・ただしフェルスタッペンはソフトでのロングランでのタイムであり、ハミルトンはミディアム。
・レッドブルは2ストップを選択か?
・メルセデスと同じ戦略ではなく、タイヤのデグラデーションを考慮し違う戦略を行ってくる可能性がある。
・2ストップのリスクはSCが出るとリードを保つのが難しく損をする可能性がある。
・いずれにしても背水の陣で挑むしかないと考えられる。
メルセデスは安定したペースを刻む
・メルセデスはミディアムタイヤで安定したタイムを刻んでいる。
・おそらく1ストップで勝負に来ると思われる。
・メルセデスの強みはタイヤに優しいことであり、1ストップの完遂を目指してくる。
・ただし、フェルスタッペンのペース次第ではミディアムでも2ストップの可能性がある。
・高速のセクター1,2を備えているヤスマリーナで最高速は16位、18位となっており不気味。
#能ある鷹は爪を隠す。エンジンなのかタイヤなのか戦略なのか・・・
・セッティングを決勝に合わせてきているか。
中段上位はフェラーリvsマクラーレン
・ルクレールとノリスが接近していてコンマ1以内。
・コンストラクターズ争いはフェラーリにほぼ軍配が上がっているが、ドライバー5位争いが4ポイント差と接近していて、ルクレールvsノリスの争いに目が離せない。
・更にそこから4.5ポイント差にサインツも迫っておりドライバー5位争いが熱い。
アルピーヌにアルファロメオが一矢報いられるか
・後半戦以降で調子を上げているアルピーヌだがそのポジションを着実にしている。
・一方で今シーズン低迷していたアルファロメオはライコネンがオコンからコンマ2秒遅れの6位でポイント争いに絡んでくる可能性がある。
・ライコネンは本レースで引退するため、ラストレースでポイント獲得を目指せるか。
・FP2終了間際のクラッシュが痛い。
・オーバーテイクキングは誰になるのか。
アルファタウリ角田とアストンマーティンが接近
・今回はガスリーより角田が調子が良い。
・角田は後半戦で良くなってきているものの、結果を残せていないため、今回ポイント獲得できるか注目。
・来シーズンに繋げる走りをしてほしい
・アストンマーティンはベッテルがアルファタウリ角田と同等のペースとなっている。
ウィルアムズとハースはウィリアムズが優勢
・ウィリアムズはラティフィが好調。ラッセルを上回っている。
・一方のハースはミックをマゼピンが上回っており、今シーズン初(?)のマゼピン上位の結果となるか注目。
最高速はレッドブル優位
・メルセデスはサンパウロから導入したエンジンが好調と思われたが、最高速はレッドブル優位。
・メルセデスは高速セクターの1,2のスピードを犠牲にして、低速のセクター3+タイヤマネジメントに焦点を合わせてきているか。
・どのようなスタートになるか注目。
決勝はドライの見通し
・サウジアラビアGPに続き中東でのレースのためドライコンディションが予想される。
・夕刻のスタートでトワイライトレースとなる。
・日没を迎えても路面温度は大きく変化しないことが予想される。
今シーズンありがとうございました。
今シーズンすべてのGPでFP2のロングラン分析を行ってきました。
後半戦はマシンが成熟し、FP2から予選に向けて大きく勢力図が変わることが多く、当てになることが少なかったですが、少しでも参考になっていれば幸いです。
オフシーズンや2022年シーズンも細々と更新してきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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