レースペース比較 ポルトガルGP決勝(2021Rd.3)

F12021シーズン

第3戦ポルトガルGPのレースペースを比較しました。


■TOPICS
・メルセデスとレッドブルは超接戦
・ハード側のタイヤのデグラデーションはほとんどなし
・アロンソ復活の狼煙?フェラーリ、マクラーレン以上のペースをたたき出す。
・ハースはシューマッハが良すぎるのか?
・厳しいアストンマーティン。
・ポルトガルGP決勝の勢力図

・メルセデスとレッドブルは超接戦
 ハミルトンとフェルスタッペンの差は非常に僅差で、決勝の5秒、レースラップ走って5秒という僅差に表れています。
 #5秒の差はフェルスタッペンがFLを取りに行く前の差です。
 #そのままフィニッシュを迎えると変わりない差でレースエンドを迎えたと思います。
 #スティント内のFLはフェルスタッペンのほうが上ですが、ハミルトンはFL決戦に参加しなかったため、余力を残してのフィニッシュと想定しています。
 #フェルスタッペンはボッタスがFLを狙いに行ったためインラップでハードタイヤを使い切る

・ハード側のタイヤのデグラデーションはほとんどなし
 ハードタイヤについては、ほとんどデグラデーションがなかったと想定されます。
 (ハードタイヤを使い切ったドライバーはいない)
 理由としては「ほとんどのドライバーが60周前後の終盤でFLを記録している」ためです。
 #よって、ハミルトンは47周目にFLを記録しているため、余力は十分にあったと考えられます。



・アロンソ復活の狼煙?フェラーリ、マクラーレン以上のペースをたたき出す。
 予選で13番手に沈み、オコンに敗北を喫したアロンソですが、決勝では驚異の巻き返しを図り、オコンに1秒以内に迫る8位でフィニッシュしました。
 決勝レースでどこまでのペースがあったのか?
 恐らく、5位に位置するペースを持っていたと思います。
 ルクレールやノリスといった中段上位チームよりも良いペースで走っているため、かなりマシンが仕上がっていたように思います。
 さらに、アロンソの目が覚めるようなオーバーテイクは、凄まじかったです。
 #ハミルトンのvsフェルスタッペン、vsボッタスへの的確なオーバーテイク以上の凄さを感じました。
 #所感ですが乗れてる時のアロンソのはリアがキマリ(超安定)ますね。
 アルピーヌが上位にくるレースが続けば、中段争いが面白くなりそうです。


【アロンソとハミルトンのオーバーテイク

これらの動画↑を見ると、どちらも完璧なオーバーテイクですね!
#見ていてカッコいいし、安心してみていられます。

・ハースはシューマッハが良すぎるのか?
 予選では19位に沈んだシューマッハですが、、、決勝では17位とウィリアムズの1台を上回って見せました。
 #参考としてマゼピンをピックアップしていますが、マゼピンと比べても明確な差があります。
 #シューマッハが速すぎるのか、マゼピンが遅すぎるのか。
 #F3、F2において、「1年目は勉強の年」と定めていたシューマッハの話は有名ですが、
#F1においてはチームメイトを完全に上回り、F1に慣れているのでは?と思いますね。。
 #マゼピンがF1マシンに慣れていないことも要因かと思います。。スピンも目立ちますし・・・・

・厳しいアストンマーティン
 昨年ピンクメルセデスと言われ、コンストラクター4位を勝ち取ったアストンマーティン(旧レーシングポイント)。
 今年はフロアのダウンフォースが削減され、非常に厳しい戦いを強いられています。
 #予選こそベッテルがQ3進出し復活の片鱗を見たかと期待しましたが、決勝では13-14位と沈み、レースペースも8位(10チーム中)と非常に苦しい戦いでした。
 #日本人エンジニアの神野さんもいらっしゃるので、応援してます‼
 #メルセデスは解決策を見出したようですが、アストンマーティンは解決策を見つけられていないようです。
 #同じソリューションを共有できるか、、難しいところです。(どんなソリューションか知りませんが・・・)


最後に勢力図をまとめました。

■勢力図(ポルトガルGP)

・トップ争い メルセデスvsレッドブル

・中段上位 マクラーレンvsフェラーリvsアルピーヌ

・中段下位争い アルファタウリvsアストンマーティンvsアルファロメオ

・下位争い ハースvsウィリアムズ

(ちなみに・・・)
 ちなみに・・・アルピーヌの最高速度も上位にきていました。
 ルノーPUがいいのか、セッティング上、スピード重視にしたのか。
 アルピーヌの実力はスペインではっきりすることでしょう。
 角田が上位なので、レッドブルはダウンフォース重視のセッティングなんでしょうね、と期待したい。

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